
HSP気質を親が理解してくれないから、話してるとモヤモヤ。

親の「何気ない言葉」を抱え込んでしまって、いやになる。
一番身近な関係である親と会話しても、不安で疲れてしまうことが多いですよね。
今回は、関わると疲れてしまう親の特徴と、心理的距離の取り方3ステップをHSP気質の薬剤師が解説します。
この記事を読むと、親との会話で消耗していた無駄なエネルギーを劇的に減らすことができますよ。

結論、親に理解してもらおうと思うほど、疲労度が上がります。
自分の気持ちを大切にして、安心できる相手に話すようにしましょう。
HSPが親と話すとなぜ疲労してしまうのか

親がHSPではないから
HSPは人より繊細なため、ささいなことで不安になったり、落ち込んでしまいますよね。
親と話すと疲れてしまう理由に「親がHSPではない」があります。
HSPでない親と話すと、繊細な性質を理解されないからです。

私の親は、特性のなかでも「深く考える性質」を面倒がっていました。
なぜなら、深く考えられない自分を目の当たりにすることは、プライドが傷つくからです。
私の場合、会話の内容を後から考え直すことが多かったのですが、父は答えないことが多かったです。

お前は口が多い。余計なことを聞くな。
何気なく、疑問を口にするとこんなふうによく怒られていたのです。
そのたびに傷つき、なんでわかってくれないんだと落ちこんでいました。

「でも、ただ分かってほしかったんだ」と今なら思えます。
このように、HSPでない親には理解されないので疲れてしまいやすいです。
HSPに否定的な親だから
HSPにネガティブなイメージをもつ親も疲労の原因といえます。
親が否定的だと、矯正しようと無理なことを押し付けてくるからです。

親からすると子どものためを思っての行動でしょうが、HSPには逆効果ですよね。
なぜなら、HSPは特性であり、病気のように治すものではないからです。
特性を受け入れて、性質と一緒に生きていく必要があるのです。
うちの家族が、HSPに否定的なイメージをもっていたことで、私は空回りしていました。
親がネガティブにとらえていたので、怒られないように、気を張って行動していました。

つらいけど、落ち込んだらいけないから治さなきゃ。
HSPの「やることが多いとパニックになる」性質から神経をすり減らし、疲れが増えていきました。

「神経質」だと苦労するから言ってあげてるの。
また「子どものためを思って」というのは毒親によくある考え方です。
でも、実際子どもには、いい迷惑でしかないと思います。
というのも、この言葉は「HSP(親と違う意見)を認めたら子どもがダメになる」という思いこみがあるから言えること。
ようするに、子どもをコントロールしたいだけなのに、心配しているように伝えるのです。
こうして親の都合に振り回されて、HSPは疲れてしまいます。

「どうしてこんなに親に疲れるんだろう」と悩むのは、あなただけではありません。
多くのHSPが、親との関係で似たような疲労を感じています。
それは「親を嫌いだから」ではなく、「感じ方の差が大きいから」なんです。
自分の「感情」と「親の期待」がごちゃまぜになっているから

HSPの多くが、感情と期待をまぜてしまって疲れているケースでしょう。
「親の気持ちを自分のことのように感じる」ことで、親の感情か自分のものかがわからず疲れ果てるのです。
私の母は、子どもが同じ意見でないと人格否定してくる人だったので、自分の感情がわからなかった時期がありました。

あ、今はこっちの考えを言ったほうがお母さんは喜ぶだろうな。
話をしていて、母の言葉の裏にある空気感を感じ取ることが多かったのです。
自然に感じ取るので、自分の意見は置いてけぼりで、母の言葉が自分の感情のように思えていました。
また小さな変化にも、すぐ気づいて対応するため疲れることが多く、母と会話することが嫌でした。
でもなぜ話すことが嫌なのかわからなかったのです。
「自分の感情か?親の期待か?」気づけないことが、親に疲れる原因の一つです。
HSPの親疲労を軽くする3ステップ

無理に理解してもらおうと思わない
疲れを軽くするためには、親にわかってほしいと思わないことが大切です。
親の時代にはHSPという概念がなく、ただの根暗だと思われていました。
なので、HSPの特性である繊細さが大事な個性だと感じられないのです。
うちの父は「子どもは元気に、はつらつと!」がモットーでした。
イヤなことを言われても落ち込まずにすぐに切り替えなさいとよく言われていました。

甘えるな、そんなことで落ち込んでいたらキリがない。

こんなことぐらいで落ち込む私がいけないんだ。
もっと強くならないと…。
自分がHSPだと気づかなかった私は、落ち込みグセを変えなければと考え、生きづらくなっていったのです。
でも、HSPに当てはまると感じてから、親との会話で傷ついていたことを自覚し、

そういう言い方されると傷つく。
私が繊細なことを理解してよ。

ただお前がネガティブだからだ。(鼻で笑う)
親には、HSPが取ってつけた言い訳のように聞こえるようでした。
このように、わかってもらおうとすると余計なことで悩んで疲れてしまうし、どんなにこちらが努力してもわかってもらえないのです。
「わかってほしかった…」と一度きちんと悲しむ
一番身近な親には、子どもである自分を大切に扱ってほしい気持ちがありますよね。
でも本当に一番身近な存在は、親ではなく、自分自身なのです。

どうせ親はわかってくれないんだから、悲しんでいても仕方ない。
切り替えなきゃ。
一見ポジティブなように見えますが、自分の気持ちを押し殺しているだけ。
気持ちを抑え込むと自己肯定感が下がったり、あとで怒りとして出てくるのでおすすめしません。
対処法は、「理解してもらえなくて悲しかったんだな」と、自分の気持ちに気づいてあげることです。
HSPは「感情の反応が強い」ので、悲しみ始めるとしばらく帰ってこられないくらい落ち込んでしまう人もいます。

私も悲しみに弱いところがあって、できるだけ感じないようにしていたんです。
でも「それだけ傷ついているんだ」と感情をみつめると、親が理解してくれないことが、少しずつ気にならなくなりました。
このように、感情をきちんと感じると、親に依存しにくくなるのです。
感情を感じ取りにくい人は、「親の期待」と「自分の気持ち」の境界があいまいになりやすく、親に合わせてしまっていることがあります。
だからこそ、考えていることをアウトプットして「自分の本音」を見つめてみてください。
「自分の本音」を探すために、カウンセリングで専門家に話すことでアウトプットしていました。
また、人にネガティブな感情を知られたくないというHSPには、ノートに書き出すことをおすすめします。
気持ちに蓋をせずに感じることはつらさもありますが、続けるうちに自分を大切にしている感覚がでてきます。
一度きちんと悲しむことは、遠回りなようで実は一番の近道なのです。
安心リストをつくる
親疲労を軽くするには、安心リストを作っておくといいです。
でも、そこに無理やり「人」を入れる必要はありません。
あなたが少しでも落ち着けるものや行動だけで大丈夫。
ちょっとした安心が、疲れを癒やす力になりますよ。
それでも、一人で抱えきれず、誰かに話を聞いてほしいときが私にはありました。
そんなときは、親ではなく理解のある人に話してみるのがおすすめです。
「この人なら否定しない」という安心感が、心の回復をぐっと早めてくれます。

でも、身近に話せる人がいないし、迷惑をかけたくない。

そんな思いを抱えるHSPは多いと感じます。
私も同じだったので専門家のいるカウンセリングを使いました。
だからこそ、安心して話せる場所を持っておくことが大切。
身近に話せる人がいないHSPには、気軽に相談できるオンラインカウンセリングがおすすめです。
薬剤師の私が信頼できると感じたカウンセリングサービスがあるのでご紹介しますね。
公式サイト:https://kimochi-mental.com
Kimochi(キモチ)は、公認心理師の資格を持つ専門家だけが担当する、安心感のあるオンラインカウンセリングサービスです。
家庭や人間関係、仕事など、年齢とともに変化していく心の悩みに寄り添いながら、あなたのペースで丁寧に話を聞いてくれます。
ビデオ通話・チャットなど相談方法も選べるので、外に出られない日や、顔を見せたくないときでも大丈夫。

「HSPに理解のある専門家と、気持ちを整理したい人」や「日常的な親からのストレスをケアしたい人」にぴったりのサービスです。
このサービスは、「がんばりすぎなくていい場所」です。
強くならなきゃとか、前向きでいなきゃと気負わなくて大丈夫。
ただ「親がしんどい」「気持ちが削られる」と口にするだけでも、心は少しずつ回復していきます。

どんな感じか少し試してみたいけど、カウンセリングって高い…
今なら、初月30%OFFのキャンペーンが行われているそうです。
通常は1万円前後かかるカウンセリングも、 2,980円から受けられるプランがあります。
「気になってたけど高くて迷ってた」という人にとって、試してみるきっかけとしてちょうどいい時期かもしれません。

無理なく、あなたのペースで試してみてくださいね。
まとめ:親がわかってくれなくても、あなたのままで大丈夫

HSPが親と話すと「疲れる親の特徴」と「心理的距離の取り方3ステップ」について解説しました。
HSPではなかったり、ネガティブなイメージをもっている親には、理解されにくいです。
わかってもらおうとするほど疲れてしまうので、無理に理解してもらおうとしないこと。
日頃の悩みは、親ではなく安心できる人に話しましょう。
また、自分の「気持ち」と「親の期待」の境目があいまいで、気づけば親の思いを代わりに背負ってしまうHSPも多いのです。
親疲労があるときは「親の期待が混じっていないか」を振り返る習慣をつけることが大切です。
そして、悲しい・寂しいとネガティブな感情も無理やり切り替えず、きちんと感じ取る。
自分で振り返ることが難しいなら、じっくり話を聞いてくれる人に相談しながら「親の期待」を取り除くといいでしょう。
もし、安心して話せる相手がいない人には、顔出し不要で相談できるKimochiをおすすめします。
実際に利用した方の多くが、「安心して気持ちを打ち明けられた」と感じているようです。
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親のことで疲れてしまう自分を責めたり、ひとりで抱え込む必要はありません。
親への執着を手放したり、誰かに気持ちを受け止めてもらうことで、安心できる瞬間が訪れることもあります。
自分の感覚を大切にする練習は、今からでも遅くありません。
どうか、自分を責めずに、少しだけ心を休ませる時間を作ってあげてください。
誰かじゃなく、“自分を安心させる方法”を今日ひとつ探してみて。
自分のペースで、安心できる関係を少しずつ増やしていけば大丈夫。
親に理解されなくても、あなたの感情は本物です。
同じように悩んでいる人に届いてほしいなと思ったら、拡散してもらえると励みになります。
いい夢が見られますように。



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