住民票をブロックして「もう安心」と思っていた私たちのもとに、突然、義親が訪ねてきました。
支援措置の確認をすると、
“義理の親”には適用されないとのこと。
警察に通報しても「親が心配するのは当然」と、私たちの“怖い”は軽く扱われてしまいました。
今回の記事では、支援措置があっても守られなかった現実と、警察対応に感じた違和感、
そして私たちが選んだ行動についてお話します。
義父母のアポなし突撃体験談をまとめた前記事はこちらから

結論、親であっても、怖いと感じたら距離を取っていい。
この記事が、同じように悩む方の「自分を守る判断」の後押しになりますように。
支援措置は「親族のみ」|守られなかった盲点

実親と縁を切ってから支援措置を受けています。
夫も私と連名で受けているのですが、それは私の両親と弟にかけられているものでした。
市民課から支援措置(住民票の閲覧制限)では
- 本人でも住民票を出すにはマイナンバーカードが必須
- 人を介さないと住民票の発行はできない
と聞いていました。
本人ですら簡単に出せないんだから義親でも大丈夫だと思っていたのです。
ですが、支援措置は“特定の相手にしか効かない”制度でした。
支援措置の対象に義親は含まれないため、住民票が取られるリスクがあると説明されました。
焦った私は、夫が帰ってこられない、どうしたらいいか?と相談しました。
すると、警察(生活安全課)に連絡するように言われたのでした。
生活安全課に事情を説明すると、「一刻も早く110番してください」といわれ110番。
生まれて初めての110番でかなり緊張していました。
こんなときのための制度なのに、心までは守ってくれなかった
市民課、警察官の対応は今でも疑問に感じています。
更新時に、2点だけしか言われなかったのです。
支援措置が対象者にしか適応されないということは市民課では聞かされていませんでした。
そして、対象者に義親を加えたいというと、もう住所がバレてるから意味がないと言われました。
訪れた警察官には、いくら事情を説明しても、「親心でしょう」と私たちの不安はなかったことにされたのです。
警察官にも、こどもがいて、もし同じことをされたらやりきれない。という身勝手な意見からでした…

110番後に、インターホンがなって玄関に出ていくと不思議そうな顔した警察官。
通報しましたか?と聞かれたので、はい。と言い質問に答えることに。
しかし事情を説明しても、「え?そんなことで通報したの?」という態度。
こちらが必死に「支援措置を受けた(と思っていた)んですよ?」と言っても

支援措置といっても色々あるしこちらにはわからないから。
相手(義親)に正当な理由があれば私達は立ち入れませんよ。
これをきいて、警察にすらわかってもらえなかったらどうしたらいいのと不安になりました。
正当な理由ってなんでしょうか?
少し離れたいと言って連絡を切った子どもの住民票を取ってまで居場所を突き止めることが親心なのでしょうか?
翌朝6時にも義父がインターホンを連打しにきました。
その時に、うまく伝えられるようにと文章にしていた紙を渡したのです。

夫は幼い頃から両親や兄たちから怒鳴られたり殴られたりして育ち、
逆らうと力でねじ伏せられる関係が続いてきました。
大人になってからも「仕事で行けない」と断ると怒鳴られ、
電話をかけるように何度も求められ、意見は聞いてもらえません。義父母からの着信があるだけで、夫は不眠やうつになるほど追い詰められています。
私も法事の場で、夫に対する支配的な態度や見下す発言を目の当たりにし、恐怖を感じました。今回、私たちの意思を無視して住所をつきとめて訪ねてきたことは”普通の親の心配”の範囲を明らかに越えています。
これ以上の訪問や接触があれば、夫婦ともに心身の限界が近いと感じています。話し合いは望んでいません。
どうしても必要があれば、文書など間接的な手段で連絡してほしいです。どうか記録を残していただき、今後の対応をお願いできればと思います。
すると、その紙をさっと流し読みして、

そんな暴力的な親には見えないけどなあ。
警察の前で暴力的に見える態度を取る人がいるでしょうか。

夫は不眠とうつになるくらい悩んでいるんです!!

でも、お義父さんは安否確認だって言うから。
お兄さんや知人からでもいいから連絡してあげて。
義兄からも暴力を受けてきたと夫が説明してもとにかく連絡しての一点張り。
そう話している間に、警察官に電話が。
義父母が今から帰りますという連絡でした。
安心して仕事に行ける!と喜んでいたなか、義母がその後戻ってきて、しれっと置き手紙を残していたのはまた別のお話…
- きちんと制度の説明をしない市民課
- 「親として心配するのは当然」とあからさまに義親の肩をもつ警察
各機関の対応には違和感しかありません。
通報は「やりすぎ」じゃなかった|後悔しなかった理由
正直、家族のことで通報するなんて大げさだと思っていました。
でも、通報して正解だったと今なら思えます。
なぜなら、警察対応中に義父母が突然帰ると言い出したからです。
夫に聞くと、特に義父は世間体を気にするので、警察と一緒にいるところを見られたくなかったようです。
実親は警察の話なんか聞かずに乗り込んでくるタイプですが、義父母には抑止力になったので安心しました。
これからの対応も「出会ったら通報するだけ」とわかりやすくなったので、通報してよかったと思います。
まとめ:「また来るかも」に備えて、私たちが選んだこと
警察官に、一度、警察署相談に来てくださいと言われた(相談歴を作るため?)ので近々行ってこようと思います。
義親に対する支援措置は今のところ考えていません。
それから当たり前のことですが、知らない人がインターホンを鳴らしても出ない。
今までは、宗教の勧誘ですら無視するのは申し訳ないと思い、わざわざ出ていましたがやめます。
もしかすると義親から実親に居場所が知られてしまうかもという恐怖もあります。
でもそのときも変わらず「出会ったら通報する」を徹底していきます。
「家は本来、安心できる場所のはずなのにピンポンの音がするたびにドキッとしてしまう」
義父母が突然来たあの瞬間の、あの感覚。
あの声、あの圧、あの笑い声。いまでも玄関が怖くて近づけません。
頭では「急いで記事にしないと」「今なら伝えられる」と叫んでるのに、
体が重くて、呼吸も浅くなる。
書きたいのに、怖い。
こんなふうに、やりたい気持ちと、やれない自分のあいだで、
なんとかこの記事を書いています。
同じように、誰かの来訪におびえながら暮らしている方がいたら
安心して暮らせる環境をつくるために、少しずつ動いてみませんか。
「逃げるなんて大げさ」ではなく、「守るための行動」だと自分に許してあげてください。
家族でも、親でも、怖いって思っていいんですよ。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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「わたしもそうだった」と感じた方のひと声が、誰かを救うきっかけになることもあります。
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