あなたは親の言葉に傷ついたことはありますか?
親も人間なので余裕のないときには心ない言葉を吐いてしまうこともあるでしょう。
ですが、親の言葉にいちいち傷ついている人は注意が必要です。
親の言葉に傷つきやすい理由は
- 相手が毒親だから
- 自分がHSPだから
- 親と価値観が違うから
の3つが考えられます。
また、いちいち傷つかないようにするためには
- 自分と対話してみる
- 好きなことに没頭する
- 親と距離をとる
などがカギになります。
私はこの対処法で親の言葉にいちいち傷つく自分を責めることなく、それ以上傷つかなくてすむようになりました。
親と離縁して7年になる毒親サバイバーであり、薬剤師資格をもつ私が、親の言葉にいちいち傷つく理由とその対処法を解説します。
親の言葉に傷つく理由
親の言葉に傷つく理由には、親自身の問題と自分の特性、そして親との境界線の薄さが関係しています。
一つずつ解説していきますね。
相手が毒親だから
親の言葉に傷つくのは相手が毒親だからです。
毒親は普通の親と違って子どもの安全地帯になれません。
それどころか暴力を振るったりや嫌味なことを言ってくることすらあります。
また傷ついていると主張したところで聞く耳をもたないので、そのような状態で傷つくのは当然だといえるでしょう。
私も実家にいるときに親の言葉にしょっちゅう傷ついていました。

今の言い方はちょっと傷つくよ。。。

そんなことぐらいで傷つくお前が悪い
こんなかんじで私が弱いから悪いんだと思わされていました。
でも思い返すと、毒親が私の人格を否定することを言っていただけで受け入れる必要はなかったんですよね。
よって、親の言葉に傷つく理由は相手が毒親だからです。
自分がHSPだから
傷つく理由は相手だけではなく、自分にもあるかもしれません。
それは決してあなたが悪いのではなく、HSPという特性を持っているからです。

HSPは人の気持ちを深く考えすぎて疲れやすい人のことで、人の感情を強く感じやすいという特徴もあります。
毒親育ちは日頃から暴言や暴力を受けているのでHSPになりやすい傾向があります。
親の何気ない一言を「あれはどういう意味だったんだ?本当にそのままの意味で受け取っていいのだろうか」と深く考えたことはないですか?
深く考えすぎると裏を書きすぎてネガティブな答えに行き着くことが多くなるでしょう。
なので親の言葉に傷つく理由の一つにHSPがあります。
親との価値観が違うから
親との価値観が違うことも原因の一つと考えられます。

親とは生きている年数も年代も違うので価値観が違うのは自然です。
それに、あなたは親と別の人間として個性があるので違って当然だといえるでしょう。
家族といえど、自分との境界線はしっかりひくべきです。
「親と合わない」「親が分かってくれない」という事実は事実として受け止める。
合わなくても、分かってくれなくてもあなたが悪いわけではないんです。
親だから分かってほしいという気持ちがあるでしょうが、すべての人間と分かりあうことは不可能です。
分かりあえない人もいる、それがただ親だったということを受け入れましょう。
ゆえに、価値観が違うことが親の言葉に傷つく理由です。
傷つかないために
傷つく理由が頭でわかったとしても、親に言われたその場で傷ついたと感じることをとめることはできません。
次に、傷つかないための事前の準備として大切なことを3つご紹介します。
自分と対話してみる
親の言葉に傷つかないためには自分と対話してみることが大切です。
自分軸ではなく、親の軸で生きていないか考えてみましょう。
親の軸で生きてしまうと、自分の意見よりも親の言うことを優先して生きないといけなくなります。
そうすると本当の自分とギャップができてしまうので、親が言うことに同意できない私はダメだと自分で自分を傷つけてしまいます。
親が言うことが100%正しいわけではないですし、あなたにはあなたの意見があっていいんです。
なので、親の言葉に傷つかないためには自分との対話が大切です。
好きなことに没頭する
傷つかないために自分の好きなことに没頭しましょう。
傷つくことは止められませんが、傷を癒やすことなら自分でできます。
一日少しでも自分の好きなことをする時間を取りましょう。
私はアニメが好きなので両親が仕事でいない朝方に録画したアニメを観ていました。
親に言われた嫌なことを思い出すこともなく集中してみていたので30分がいつもあっという間でした。
正直、アニメがなかったらストレスで自分が死んでいたか、親を殺していたと思います。
それくらい好きなことに没頭するのは傷を癒やす力があります。
アニメ、音楽、本などなんでもいいので好きなことに没頭することが大事です。
親と距離をとる
これは物理的な手段になりますが親と距離をとることも必要です。
別の部屋に逃げたり、イヤホンでバリアを張ったりして親と関わらないようにすることです。
できる人は実家からなるべく遠くの場所で一人暮らしをしましょう。
いくら理由を理解して、事前に準備しても親の言葉に傷つくのなら親と一緒にいてもいいことはないのでそんな親からは今すぐ逃げましょう。
何度も言いますが、親の言葉に傷つくことはあなたが弱いからでも悪いからでもありません。
もちろん親から逃げることも自分の身と人生を守るためなのですから悪いことではないんです。
「確かに親の言葉には傷つくけど大したことないから」と思っている人は気をつけてください。
積もり積もってある日突然心身症になり、体が動かないなんてこともあるので早めの対処が必要です。
以上により、親の言葉に傷つかないためには親と距離をとることです。
まとめ
今回は親の言葉にいちいち傷つく理由と傷つかないための方法についてご紹介しました。
傷つく理由としては
- 相手が毒親だから
- 自分がHSPだから
- 親と価値観が違うから
というどれも変えようがないことでした。
そのなかでも傷つかないためには事前の準備が大切で、
- 自分と対話してみる
- 好きなことに没頭する
- 親と距離をとる
この3つを意識すると傷つきにくくなります。
親の言葉に傷つくのは、あなたが弱いからでも悪いからでもありません。
親という別の人間との境界線をしっかり持ち、自分軸で生きることを心がけていきましょう。
自分軸で生きられていないと感じる人はメンター(師匠)と暮らすことが効果的です。
親の言葉に傷つく自分を受け入れて、自分の人生を歩みましょう。
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