毒親と同居している人にとって、なんとなく体調が悪いことはよくありますよね。
私も同居中は1日中だるくて重力が10倍に感じることもあって悩んでいました。
体がきついので動きが鈍くなり、それで毒親をイラつかせてしまい余計に辛くなっていました。
同居ストレスによる不調のなかでも注意すべき影響には、
などがあり、そんな症状を日常的に抱えている人におすすめの対策が以下の4つです。
いつもの不調の原因が毒親からのストレスだということがわかると、落ち込んでも対処法があるので安心して日常を送ることができます。
いつも悩まされているなんとなくの不調が減っていくので毎日元気に過ごせるようになりますよ。

毒親サバイバーであり薬剤師資格をもつ私が毒親との同居ストレスが引き起こす症状と対策4選について解説します。
対策をやってみるとすっきり落ち着く感覚があるのでぜひ体感してほしいです。
代表的な症状
毒親からのストレスによる体調不良には頭痛や吐き気などさまざまな症状があります。
そのなかでも注意すべき代表的なものは以下の4つです。
- いつも心配事がある
- 楽しいと感じない
- 自分はだめな人間だと感じる
- 眠れない
これは脳が常に戦闘モードになっていて緊張状態にあるからです。
この状態が続くと緊張とリラックスのバランスが乱れて、自律神経失調症などの病気になってしまいます。
私も毒親と同居しているときは常にこの4つの症状があり、対処法もわからずただ体がしんどいことを受け入れるしかありませんでした。
病院で検査をしても原因がわからずに生理周期のホルモンバランスの乱れ(PMS)と見当違いの診断を受けて途方に暮れたこともあります。
安全なはずの自宅にいても親が気になってそわそわしてしまい、何をやっても楽しめない。
怒られるたびに自分はだめな人間だということを自覚して落ち込んでしまう。
嫌な記憶や傷ついた言葉が寝る前にぐるぐるして眠れない。
勉強をすすめるうちに体調不良の原因は毒親からのストレスによる交感神経の乱れだとわかり、自立神経の乱れは治療が難しいことがわかったのです。
よって、上記4つの症状は注意すべき代表的な症状だといえます。
いつも心配事がある
毒親の機嫌で暴言が飛んできたり、怒られたりすることで常に不安を感じていませんか?
嫌なことを思い出したときにおこる胸がきゅっとなったり、お腹の底の方がシンとなったりする感覚です。
不安を引き起こしやすい原因は子どもが常に危険を予測しなければならない環境にあるからなんです。
毒親は気分を常に顔色をうかがうことにより脳の不安や恐怖を感じる部分(扁桃体)が過敏になると考えられます。
ちょっとしたことでも危険だと感じやすくなり、常に不安を抱えるようになってしまうのです。
不安を感じるクセがついてしまうと毒親から離れても影響が続くので注意が必要です。
私は小さな頃から親の機嫌が悪いと飲み物を少しこぼしただけで平手打ちされていました。
受験生時代はイヤホンをして勉強していると親の話を聞け、とペットボトルを投げつけられることもありました。
気づかないうちにペットボトルが飛んでくるのが怖くて家では勉強をしなくなりましたね。
縁切りした今でもちょっとしたことで不安を感じるクセが出てしまい、身体がきつくなって寝込んでしまうことがあります。
ゆえに、不安はストレスが引き起こす代表的な症状のひとつと考えます。
楽しいと感じない
毒親と生活していると自分のことをわかってもらえず悲しくなるときがありますよね。
そんなときは何をしても楽しく感じなかったり、すごく疲れやすかったりしませんか?
このような状態を「抑うつ」といい、ストレスが引き起こす代表的な症状のひとつなのです。
自分の気持ちだけでどうにかしようとしても難しいので対処法を決めておくことが大切ですよ。
ストレスがかかると脳が「戦闘モード」になり、体を守るために大量のストレスホルモンを出します。
このストレスホルモンが海馬や前頭前野などに悪い影響を与えるのです。
- 海馬:何をしても楽しくない
- 前頭前野:何もやる気が出ない
- セロトニン・ドーパミン: 気分が落ち込む
私も毒親と同居中はとにかく毒親に言われたとおりに生活していようという感覚でした。
同級生が楽しいということにも関心がなくてそれは自分が大人だからだと思っていました。
今考えると、毒親の機嫌取りに必死で何においても楽しくないと感じていたからなんですね。
したがって、抑うつはストレスが引き起こす代表的な症状のひとつなのです。
自分はだめな人間だ
毒親育ちは自分のことをだめな人間だと思っている人が多いと考えられます。
毒親に否定され続けると「どうせまたダメって言われる」と思うことが増え、挑戦することや楽しむことをやめてしまうからです。
こうなるとセロトニンやドーパミンなどの幸せホルモンが減り、どうせ私はダメな人間なんだと感じるようになるのです。
私自身、毒親と縁切りするまでは自分のことを役立たずのダメ人間だと本気で思っていました。
いい学校に入ろうが、国家資格を取ろうがそれは変わりませんでした。
子どもの成功は全て、自分たちのおかげだと毒親が言い聞かせてくるからです。
あなたはダメな子なんだから自分一人の力で達成できるわけがない、と。
そのため、自己肯定感の低下は毒親からのストレスによる症状のひとつだといえます。
眠れない
毎晩眠れなかったり、朝起きて体が疲れているなと感じることはありますか?
睡眠障害は毒親からのストレスによる症状のひとつなんですよね。
その原因にはストレスホルモンが多く出すぎてしまうこととぐるぐる思考があります。
ストレスを感じると脳はストレスホルモン(コルチゾール)を出して体を戦闘モードにします。
毒親のストレスが続くとコルチゾールがずっと高い状態になり眠れなくなってしまうわけです。
また、夜になっても嫌な記憶がフラッシュバックしたり、頭の中でグルグル考えすぎて眠れなくなることがあるのです。
私の家では酔っ払った父親に最低2時間説教されることが日課で、深夜1時まで続くときもありました。
布団に入ると怒られた内容を思い出して、「あの時ああ言えばよかった…」や「またダメ出しされたらどうしよう…」と必ず一人反省会をしていました。
怒られただけでも辛いのにこんなグルグル思考が止まらないとますます眠れなくなりますよね。
結局明け方まで眠れずに早めに起きてしまい、寝不足のままでかけることもよくありました。
このように睡眠障害は毒親によるストレスが原因の代表的な症状のひとつだと考えられます。
その対策
今まで病気とまではいかないけどなんとなく体調が悪い日が多く、学校や仕事を休んでは親に怒鳴られていました。
そんななんとなくの不調をどうにかしたい人のための対策は以下の4つです。
- ぬいぐるみを抱きしめる
- 横になって呼吸を数える
- そのまま紙に書き出す
- 朝バナナ
代表的な症状は脳が戦闘モードになっておこるので逆に脳に「本当に危険なの?」と質問してみたり「安心、安全で大丈夫だよ」と思わせてあげるといいです。
私は縁切りした今でもこの4つの対策を習慣にしています。
毒親と離れても、受けた傷は深く脳に刻まれます。
普通に生活していてもときどき脳がバグって同居していた頃の状態に戻ることがあるので、そのたびに「大丈夫だよ、もう安心だよ」と伝えてあげているのです。
それゆえ、ストレスによる代表的な症状はこれら4つの方法で対処できます。
対策をすると脳がすっきりする感覚があるのでぜひ体感してほしいです。
ぬいぐるみを抱きしめる
不安で胸がきゅっとなったりお腹の底がシンとするときはぬいぐるみや抱き枕を抱きしめると落ち着きます。
体が支えられている感覚があったり、身体が温まることで安心するからですね。
これは毒親の実体験本を読んでいたときにリラックス法として紹介されていて、最初は子供っぽくて嫌だなと思っていたのですが、試しにやってみたら意外と安心感がありとても癒やされたんです。
私はお腹が不安を感じたらぬいぐるみをすぐに抱きしめることに決めています。
これで不安により頭がパンクすることも減ったので想像以上に効果があると実感しています。
外出するときはお気に入りのマスコットホルダーを持っていくのがおすすめですよ。
抱きしめることはできませんがにぎるだけでも落ち着くことができます。
よって、毒親のストレスはぬいぐるみを抱きしめることで対処できます。
横になって呼吸を数える
何をやっても楽しくないと感じる場合は横になって呼吸を数えることに専念しましょう。
スマホを置いて、ソファやベッドに横になり目を瞑って呼吸をするだけOKです。
楽しくないと感じるのは脳が疲れているからなのです。
できる人は4カウントで息を吸って、8カウントで吐くというカウント呼吸法をやってみてください。全身の力が抜けて体がじんわりしてきますよ。
呼吸法は吸う息より吐く息を長くすることがポイントです。これにより副交感神経が刺激されて、よりリラックスできます。
深く呼吸することにより脳や体にとって大切な酸素や栄養が全身に行き渡り、回復に繋がります。
毒親と同居中に意味もなく怒鳴られて気分が落ち込んだときは布団を頭からかぶって1回2回…と呼吸をカウントしていました。
知らないうちに視覚という一番多い情報をシャットダウンしていたんですね。
布団をかぶっていたので息苦しかったですが逆に呼吸のことしか考えられないので嫌な記憶を繰り返さずにすみました。
呼吸をしているうちにそのまま眠ってしまうことも多かったのでよい具合に体の力が抜けていたようです。
そのため毒親からのストレス対策には横になって呼吸を数えることが大切だといえます。
そのまま紙に書き出す
自分はだめな人間だと感じたときにはそのまま紙に書き出すことが大切です。
文字にしてみることで客観的に自分の気持ちをとらえて、冷静になれます。
書くことが思いつかないという人は「自分はだめな人間だ」と書いてみる。
文字にして自分をみてみると「自分が駄目な人間だ」というのは本当のことなのか、誰かに言われたことなのか、思い込みなのかなどいろんな視点から考えられるようになりますよ。
このとき無理にポジティブなことを書かないように気をつけます。
読み返したときに「こう思わなきゃいけないのにな…」「どうしてこう思えないんだろう」と今の自分とのギャップに悩んでしまうからです。
私は実家にいた頃から感情を書き出すノートを作っていました。
怒られたり、モヤモヤしたことがあるたびにそのノートに「こんなことをしてしまう自分はダメだ」とか「親から怒鳴られるのは当然だ」など自分のことをダメだと思う理由を書き出していました。
書いたことを眺めていると、「なぜこんなダメなことをしてしまったのか?」とか「そもそも怒鳴られるようなことだったのか?」など疑問がわくようになったのです。
そのまま書き出してみると、自分のありのままの感情や考えに気づくことができたり原因や解決策が自然とわかるようになります。
ゆえに、紙に書き出すことが毒親からのストレスへの対処法になるのです。
朝バナナ
夜に眠れなかったり、朝起きるとき体が疲れている人には朝バナナがおすすめです。
バナナには睡眠ホルモン(メラトニン)や幸せホルモン(セロトニン)の材料である「トリプトファン」が含まれているからです。

毒親との同居ストレスにより幸せホルモンの量が少ないのでトリプトファンの多い食材を積極的にとることが有効です。
メラトニンは自然な眠気を作る大切なホルモンであり、セロトニンは日中のストレスをやわらげて夜にリラックスしやすくしてくれます。
トリプトファンからこれらのホルモンを作るには半日近くかかってしまうので朝に食べることが必須ですよ!
実家を離れてからも夜になると嫌な記憶がぐるぐるして眠れない日々が続きました。

睡眠薬を飲むのは嫌だけど夜が来るのが怖い。
睡眠薬を飲むのは嫌だけど布団に入っても眠れないので夜が来るのが怖い。
そんなときに朝散歩をするとセロトニンの量が増え眠りやすくなると知りました。

ただでさえ朝は疲れているのに散歩に出かけるなんてハードルが高すぎる。。。
そこで朝散歩以外にセロトニンを増やす方法がないか考え、バナナを食べることなら毎日続けられました。
セロトニンが増えたこと以外に「朝にバナナを食べたから眠れる」とおまじないのような効果もあり、眠気のこない夜の支えにもなっています。
そのため、眠れなかったり、寝起きに体が疲れているときには朝バナナがおすすめです。
まとめ
毒親からのストレスによる体調不良のなかでも注意すべき代表的なものは以下の4つです。
- いつも心配事がある
- 楽しいと感じない
- 自分はだめな人間だと感じる
- 眠れない
これは脳が常に戦闘モードになっていて緊張状態にあるからでしたね。
この状態が続くと自律神経のバランスが乱れて、自律神経失調症などの病気になってしまいます。
自立神経の乱れは治療が難しいのでなってしまう前に対処することが大切ですよ!
よって、上記4つの症状は注意すべき代表的な症状だといえますね。
そんななんとなくの不調をどうにかしたい人のための対策は以下の4つです。
- ぬいぐるみを抱きしめる
- 横になって呼吸を数える
- そのまま紙に書き出す
- 朝バナナ
脳が戦闘モードになっておこる症状ばかりなので脳に「本当に危険なの?」ときいてみたり「安心、安全で大丈夫だよ」と思わせてあげるといいんです。
私は縁切りした今でもこの4つの対策を習慣にしています。
毒親と離れても、受けた傷は深く脳に刻まれるので普通に生活していてもときどき脳がバグって同居していた頃の状態に戻ることがあるんですよね。
そのたびに「大丈夫だよ、もう安心だよ」と伝えてあげることが大切なのです。
毒親からのストレスによる代表的な症状はこれら4つの方法で対処できます。
不安が強かったりうつになっても対処法があるので安心して日常を送ることができますよね。
また、自己肯定感が下がりにくくなるので自分の素直な気持ちのままでいいと思えてきます。
いつも悩まされているなんとなくの不調が減っていくので毎日元気に過ごせますよ。
対策をやってみると脳がすっきり落ち着く感覚があるのでぜひ体感してほしいです。
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